認知症回避関連の論文

中高年アメリカ成人における低~中程度の飲酒と認知機能との関係-2020.6.29

2020年6月29日

低~中程度の飲酒と様々な認知機能との関連を調査するために、19,887名の高齢者(平均年齢61.8歳)を約9年間追跡したコホート研究。

研究方法

調査は2年ごとに行われ、認知機能は3つのドメイン(総単語想起、精神状態、語彙)を評価し、対象者は非飲酒者、元飲酒者、低~中程度の飲酒者(女性:8杯/週以下、男性:15杯/週以下))または大量の飲酒者(女性:8杯/週以上、男性:15杯/週以上)に分類された。

研究結果

非飲酒者と比較して低~中程度の飲酒者は、総認知機能、精神状態、単語想起、語彙レベルが有意に高く、認知機能低下速度が低くなる傾向が高かった。
また、アルコール摂取量は認知機能とU字型の関連性があり、最適な摂取量は1週間あたり10〜14杯だった。
低~中程度の飲酒は、より良い認知機能に関連していることが示唆されました。

論文情報

Association of Low to Moderate Alcohol Drinking With Cognitive Functions From Middle to Older Age Among US Adults

掲載誌 JAMA Netw Open. 2020 Jun 1;3(6):e207922.
掲載日 2020年06月29日
DOI 10.1001/jamanetworkopen.2020.7922.

-認知症回避関連の論文
-

Copyright© 30代からはじめる認知症回避プロジェクト , 2024 All Rights Reserved .