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身体活動と軽度認知症から認知症になることとの関係-2020.11.11

2020年12月11日

身体活動は軽度認知障害(MCI)患者の認知症への移行を予防することが示唆されているため、40歳以上のMCI患者247,149名を6年間追跡調査してMCI患者における身体活動の継続性や規則性と認知症発症リスクとの関連について調べた。

研究方法

身体活動の程度は、過去7日間に行われた身体活動に焦点を当てて韓国語版の国際身体活動質問票(K-IPAQ)の短縮形を使用して評価した。参加者を「一貫して身体活動を行わない群(Never-PA群)」、「身体活動を開始した群(Initiation-PA群)」、「身体活動を中止した群(Withdrawal-PA群)」、「一貫して身体活動を行った群(Maintenance-PA群)」の4つのグループに分け、また、身体活動の規則性に応じて「不定期に身体活動を行っている群(Illregular-PA群)」と「定期的に身体活動を行っている群(Regular-PA群)」に分けた。

研究結果

参加者のうち23,015名の患者が認知症になり、このうち17,733名(77%)がアルツハイマー型認知症(AD)と診断された。ADのリスクはNever-PAグループと比較してInitiation-PAグループとMaintenance-PAグループで減少し、Maintenance-PA群は他の群と比較してADの発症率が最も低かった。また、Illregular-PA群と比較してRegular-PA群ではAD発症リスクが15%低下した。

MCI患者における定期的な身体活動の継続はAD発症を予防する可能性がありますが、身体活動を中止すると、この効果がなくなる可能性があります。

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