2019年1月にアルツハイマー型認知症患者の脳に、歯周病原因菌のジンジバリス菌(Pg菌)が存在したこと(※1)が報告されています。
(※1)Porphyromonas gingivalis in Alzheimer's disease brains: Evidence for disease causation and treatment with small-molecule inhibitors.
Sci Adv. 2019 Jan 23;5(1):eaau3333. doi: 10.1126/sciadv.aau3333. eCollection 2019 Jan.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30746447
Sci Adv. 2019 Jan 23;5(1):eaau3333. doi: 10.1126/sciadv.aau3333. eCollection 2019 Jan.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30746447
今回の九州大学の研究では、ヒトの歯周病の歯茎における脳内老人斑成分アミロイドβ(Aβ)の生産、マウス肝臓においてPg菌による炎症を起こしたマクロファージがAβを産生すること、カテプシンBがマクロファージにおいて炎症の誘発とAβ産生に関与していることが報告されました。
九州大学
世界初ヒト歯周病の歯茎で脳内老人斑成分が産生されていることが判明
〜歯周病によるアルツハイマー型認知症への関与解明の新展開〜