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イチョウ葉エキス(EGB)はAPPsw(スウェーデン突然変異アミロイド前駆体タンパク質)を過剰発現させた神経2A細胞の酸化ストレスを抑制する₋2019.7.11

2020年11月17日

アルツハイマー病(AD)は一般的に神経変性疾患であり、酸化ストレスがADの原因のひとつであると考えられている。イチョウ葉エキス(EGb)には強力な抗酸化能があるため、APPsw(スウェーデン突然変異アミロイド前駆体タンパク質)を過剰発現させた神経2A細胞(N2a-APPsw細胞)の酸化ストレスに対するEGbの影響を調べた。

研究方法

「アミロイドベータ(Aβ)」については免疫蛍光染色を用い、「酸化ストレス」についてはアッセイキットにてマロンジアルデヒド(MDA)、総スーパーオキシドディスムターゼ(T-SOD)、カタラーゼ(CAT)、グルタチオンペルオキシダーゼ(GSH-Px)を調べ、「細胞内の活性酸素種(ROS)レベル」はROSアッセイキットにて分析した。

研究結果

ROSとMDAのレベルはN2a-APPsw細胞で有意に増加したがEGb添加によって大幅に減少し、T-SOD、CAT、GSH-PxのレベルはN2a-APPsw細胞で有意に減少したがEGb添加によって有意に増加した。また、N2a-APPsw細胞におけるAβの発現は有意に増加したがEGb添加によって細胞内Aβが有意に減少した。

EGbはADに対して効果がある可能性があります。

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