認知症回避関連の論文

6ヶ月の高用量オメガ3およびオメガ6多価不飽和脂肪酸と抗酸化ビタミン補給が認知機能と軽度認知障害のある高齢者の機能的能力に及ぼす影響-2020.1.26

2020年1月26日

抗酸化ビタミンと高用量のオメガ3系およびオメガ系6脂肪酸のを組み合わせたサプリメント補給が、軽度認知障害(MCI)の高齢者の認知機能および機能的能力に及ぼす影響を調べた6か月間の無作為化二重盲検プラセボ対照試験。

研究方法

46名のMCI高齢者(年齢:78.8±7.3歳)を2群に分け、20mlの試験食とプラセボ(オリーブ油)をそれぞれに与え、認知機能、機能的能力、体組成、生活の質、睡眠の質、毎日の眠気、疲労の評価をベースライン時および3か月と6か月に行った。

試験食20mlに含まれる栄養素の内容は次の通り。

  • オメガ3系脂肪酸 (EPA:810 mg、DHA: 4140 mg)
  • オメガ6系脂肪酸(γ-リノレン酸:1800 mg 、 リノール酸:3150 mg )
  • 抗酸化ビタミン(ビタミンA:0.6 mg、ビタミンE :22 mg、γ-トコフェロール:760 mg)

研究結果

サプリメント補給によって認知機能(ACE-R、MMSE、STROOP)、機能的能力(6分間歩行テスト、60回椅子立ち上がりテスト)、倦怠感、体調、日々の眠気が有意に改善した。

抗酸化ビタミンと高容量のオメガ3系およびオメガ6系脂肪酸の摂取は、MCI高齢者の認知機能低下抑制に有効である可能性が示唆されました。

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