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健康な人の記憶に対するクレアチン補給の効果:ランダム化比較試験の系統的レビューとメタ分析-2023.03.10

2023年12月11日

健康な人間の記憶能力に対するクレアチン補給の効果を調査するため、ランダム化比較試験 (RCT) の系統的レビューとメタ分析を行った。

研究方法

2021 年 9 月まで、PubMed、Web of Science、Cochrane Library、および Scopus データベースを通じて文献検索を行った(選定基準として、①「クレアチン」または「クレアチン一水和物」、および「認知・認識」または「記憶」を含む文献、②ランダム化比較試験(RCT)、③健康な参加者からなる集団、④介入群はクレアチンを摂取(対照群にはプラセボを摂取)、⑤記憶能力の結果を評価)。

まずは23 の適格(健康な人の記憶力の尺度に対するクレアチン補給の効果をプラセボと比較して調査したもの)な RCT が抽出され、さらにスクリーニングした結果、最終的に8件(全体として、合計225名の参加者(男性74名、女性151名、クレアチン群122名、プラセボ群118名))がメタ分析に含まれた。

研究結果

クレアチン群はプラセボ群と比較して記憶力が改善された (標準平均差 [S​​MD] = 0.29、95%CI、0.04-0.53; I2 = 66%; P = 0.02)。
サブグループ分析では、若い成人(11~31歳) (SMD = 0.03; 95%CI、-0.14 ~ 0.20; I2 = 0%; P = 0.72)とは対照的に、高齢者(66~76歳)の記憶力が有意に改善していることが明らかになった(SMD = 0.88; 95%CI、0.22~1.55; I2 = 83%; P = 0.009)。

また、クレアチンの用量(約 2.2 ~ 20 g/日)、介入期間(5 日~24 週間)、性別、地理的出身は所見に影響を与えなかった。

結論

クレアチンの補給により、健康な人、特に高齢者 (66 ~ 76 歳) の記憶能力の測定値が向上した。 

論文情報

Effects of creatine supplementation on memory in healthy individuals: a systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials

掲載誌 Nutr Rev. 2023 Apr; 81(4): 416–427.
掲載日 2022年08月19日
DOI 10.1093/nutrit/nuac064

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