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中年から晩年における握力の低下は日本の地域社会における認知症と関連している:久山研究-2020.1.5

認知症でない中年期から晩年期の日本人において、握力の低下と認知症との関連を調べるために行われた前向きコホート研究。

研究方法

60〜79歳(平均年齢68歳)の高齢者1,055名を24年間(1988〜 2012年)追跡して握力と認知症の発症との関連を調査し、1973~1974年に実施された健康診断調査にも参加した人のうち835名(この調査の参加者の年齢:45〜64歳)については、中年期からの握力の変化と認知症との関連を調べた。 定期的な健康診断が毎年行われ、認知機能については1992年、1998年、2005年、2012年に、ミニメンタルステート検査や長谷川の認知症スケール改訂版などの神経心理学的検査を含む認知機能の包括的な評価を実施した。

研究結果

晩年期では握力と、総認知症、アルツハイマー型認知症および血管性認知症との間に有意な反比例の関係があり、晩年の握力が低い人ほど認知症になりやすかった。 また、中年期から晩年期にかけての握力の大幅な低下は認知症リスクの増加と関連し、握力が大幅に低下した人は握力が増加または変化していない人と比較して総認知症リスクが1.51倍、アルツハイマー型認知症リスクが1.62倍増加した。

中年期から晩年期にかけて握力が大幅に低下することは、晩年期の認知症発症の重要な指標となる可能性があります。

論文情報

Decline in Handgrip Strength From Midlife to Late-Life is Associated With Dementia in a Japanese Community: The Hisayama Study

掲載誌 J Epidemiol . 2020 Jan 5;30(1):15-23.
掲載日 2020年1月5日
DOI 10.2188/jea.JE20180137.

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